奥沢文庫

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2008年 02月 21日

安藤忠雄のこと(1)

S編集長に誘われ、安藤忠雄の講演会へ。
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安藤のここ最近、海外での仕事のたくさんが紹介され
彼の行動範囲に「安藤は、いよいよ突き抜けてきた」
とヒシヒシ感じた。
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海外コンペの裏話・スッタモンダ、
スリランカで戦火をくぐりながら、命懸けの現場監理、
レンゾ・ピアノとキンベル美術館におけるハネムーン、
ノーマン・フォスターとのジェットフライ・ランチ、
などなど、そして
NHKでは「NGてんこ盛り」が、関西弁で花咲いた。
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これほどに沢山の生き生きを楽しみ、世界を相手に活躍している日本人は、他ジャンルにも
いない。だから、慎太郎も安藤を「東京」に抜擢した。

東京都の「海上の森・構想」に限らず、
安藤は 国内外問わず 「募金集め」に一生懸命。
目的は云うまでもなく、彼が広く描く「構想実現」の為。
自らの構想実現の為に市民から集めている「募金」
は、ちょっと見方を変えると「税金」に似ていて、
そう考えると、彼は「為政者」でもある。
「安藤陣地」の底のなんと深いことだろう。
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昔から 安藤は、「分かり易い問いかけ」を重ね続け、市民権を得てきた。
そして、根を張った「安藤陣地」は、今や
大手ゼネコンや経済人はもとより、役人連中をも鮮やかに取り込んでいる。 
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70年代から、一匹オオカミ・安藤は、世間に「初源的な問いかけ」を分かり易く説いてきた。
「なにびと」からも自由である自身の立場を、「都市ゲリラ」と宣言していた安藤は
「 感じ、思い、考えるところ」を ただただ「分かり易く」問いかけ続けてきた。
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こんな「建築家像」は今まで日本にはなかった。

丹下や黒川、磯崎とも違う「筋金」がある。
ある部類の美しさ、を感じる。
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さて、
奈良時代の重源(ちょうげん)という「建築家」もまた、
東大寺の建立(当時の国家プロジェクト)に際し、
自ら勧進(寄付を集めること)に精を出したが、
講演会の最後に、オブザーバー・鈴木博之が安藤忠雄の取り組みを、
重源(ちょうげん)に重ねた。
学者・鈴木博之らしい  とても興味深い視点に「なるほど」
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by motoki8787 | 2008-02-21 19:58 | 建物雑記 | Comments(0)


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