奥沢文庫

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2009年 07月 12日

「コリント式」の不思議

西洋建築史で最初に習うのが、古代建築にある「柱の頭」のデザイン。
オーダーと呼ばれる柱頭デザインには4種類あり、中でも最も華やかなのが「コリント式」。
「コリント式」には、植物の葉をモチーフとしたデザインが施されている。
この「コリント式」、
屋根の荷重を最も強く受ける部分に、柔らかい葉が繁っているが、一体、何故だろう。
どういう意図のもとに、柱頭に葉を繁らせたのだろうか。
建築史上、最も初期の装飾テーマであるから興味深いが、はっきりとした言説が
そう云えば、ない。
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この植物はアカンサスと云い、アザミの一種である。教科書では「コリント式」といつも
対をなす名前である。
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アカンサスには様々な亜種があり、アカンサス・モリス、そしてアカンサス・スピノザが代表格であるが、
「コリント式」のデザインはスピノザ種に由来する、と云われている。
ところが、どう見ても実際の葉のカタチとこの装飾が結びつかない。
共通点を見つけようとするものの、どうも無理があり、いつも納得がゆかず、
むしろ、シダ類の葉に近い様に思え、とりわけ渦巻きデザインはワラビやゼンマイのそれにも見えてくる。
(続く)
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by motoki8787 | 2009-07-12 21:55 | デザイン | Comments(0)


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